難病でお悩みの方へ。「難病の身体のこわばり」を改善する訪問マッサージ
厚生労働省では、難病を「発病の原因が明らかでなく、治療法が確立していない希少な疾病であって、当該疾病にかかることにより、長期にわたり療養を必要とするもの」と定義しています。当事者の方は、周りに同じ特徴(症状)を持つ方が少なく、医療機関を受診しても症例が少ないため的確なアドバイスをもらいにくかったり、原因もわからず、適切な相談先を見つけることが難しいことに加えて、多くの難病が進行性であることから、他の疾患と比べて、より深い不安・悩みを抱えてしまうことがあります。そう快ケアでは、そんな方の心と体に寄り添い、マッサージを通して回復へのお手伝いをさせて頂きます。
大脳皮質基底核変性症(CBD)とは?
大脳皮質基底核変性症(CBD)は、神経変性疾患の一種で、大脳皮質と基底核が障害され、運動機能や認知機能に障害が出現する病気です。進行性の疾患であり、時間の経過とともに特徴が進んでいきます。
主な特徴
- 片側の手や足が痛む、こわばる
- パーキンソン病に似た特徴(筋のこわばり、ゆっくりな動作など)
- 認知機能の低下(判断力の低下、注意力の低下)
- 言語障害や失行(失行=物の使い方がわからなくなる)
大脳皮質基底核変性症:CBDは、進行性の病気であるため、早期に診断を受け、リハビリや生活支援を活用することが重要です。
脊髄小脳変性症(SCD)とは?
脊髄小脳変性症(脊髄小脳変性症:SCD)とは、小脳や脊髄、脳幹の神経細胞が徐々に変性し、運動機能に障害が生じる進行性の神経変性疾患です。この疾患の特徴は、「歩行障害や手足の動きのぎこちなさ(運動失調)」です。特徴が進行すると、話すことや飲み込むことも困難になります。
主な特徴
- ふらつき、転びやすさ(運動失調)
- 手足が思い通りに動かせない
- 上手く話せなくなる(構音障害)
- 眼球運動障害(視線をスムーズにできない)
- 進行性で徐々に特徴が変化する
進行性核上性麻痺(PSP)について
進行性核上性麻痺(進行性核上性麻痺、PSP)は、脳幹や大脳基底核の神経細胞が変性・脱落し、身体の動きやバランス、目の動き、認知機能に障害を起こす進行性の神経変性疾患です。この病気はパーキンソン病と似た特徴を示すため、初期段階ではパーキンソン病と誤診されることもありますが、特徴的な特徴として、「眼球運動障害(特に上下の目の動きや視野)」や「後ろ向きに転びやすい」ことが挙げられます。
主な特徴
- 後ろ向きに倒れやすい(後方転倒)
- 上下の目の動きが障害される
- 首や体幹のこわばりが強い
- 初期から認知機能が低下する
シェーグレン症候群について
シェーグレン症候群(シェーグレン症候群)とは、自己免疫疾患の一種で、主に涙腺や唾液腺が障害され、口や目の乾燥(ドライアイ・ドライマウス)を訴える病気です。この疾患では、免疫系が間違って自分自身の体の組織を攻撃し、涙や唾液を分泌する腺が慢性的な炎症を起こし、機能が低下します。
主な特徴
- 目と口の渇き
- 全身の筋肉のこわばり
痙性対麻痺について
痙性対麻痺(知覚性対麻痺)とは、主に足の筋肉が硬くこわばり、歩行が困難になる病気です。「対麻痺」とは、両足(下肢)のみが麻痺する状態で、手には影響がないのが特徴です。
主な特徴
- 下肢の筋肉が硬くこわばる
- 歩き方がぎこちなくなり、足を引きずるようになる
- 足がこわばり、階段の昇り降りが難しい
- 進行すると車椅子が必要になることもある
- 足の筋肉の冷えを伴うことがある
重症筋無力症(重症筋無力症、MG)について
重症筋無力症(重症筋無力症:MG)は、神経と筋肉の接合部に異常が起こり、筋力が低下しやすくなる自己免疫疾患です。特に、目・口・手足などの筋肉が疲れやすくなり、時々痛くなるのが特徴です。
主な特徴
- 目の症状:眼瞼下垂(瞼が下がる)、物が二重に見える(複視)
- 全身の筋力低下
- すぐに疲れる(易疲労性)
- 声が出しにくい(発声障害)
- 息がしにくい(呼吸障害)
- 表情が乏しい(表情筋の筋力低下による)
後縦靭帯骨化症(OPLL)について
後縦靭帯骨化症(後縦靭帯骨化症、OPLL)とは、脊椎後縦靭帯が骨形成、脊髄や神経を圧迫する病気です。後縦靭帯は、脊椎(背骨)の後方にある靭帯で、これが異常に骨化すると、手足のしびれ、痛み、運動障害などが発生します。
主な特徴
- 首や背中の痛み
- 動きにくい、ぎこちない動き、すぐに疲れる(運動機能障害)
- 手や足の痺れ(感覚異常)
- 転倒しやすい、歩きにくい(歩行障害)
- 排尿・排便障害
多発性硬化症(MS)について
多発性硬化症(多発性硬化症:MS)は、脳や脊髄(中枢神経系)の神経を収める”鞘”である「ミエリン鞘」が自己免疫の異常によって破壊され、神経伝達が障害される病気です。一時的に悪化した後に回復する(再発と寛解を繰り返す)特徴があり、進行すると徐々に神経障害の特徴がはっきりと現れてきます。
主な特徴
- 寛解と再発を繰り返す
- 手足の痺れ、感覚の異常
- 筋肉のこわばり、ふらつき・転倒しやすさ・ぎこちない動き(協調運動障害)
- 目が見えにくい、視野の異常
- 認知機能障害
- 排尿・膀胱障害
難病の方へのマッサージで期待できる効果
難病の特徴でお悩みの方に、そう快ケアで行っているマッサージや変形徒手矯正、関節モビリゼーション、ストレッチなどの徒手療法、運動療法、鍼灸(接触鍼含む)などを行うことで以下のメリットがあります。
筋肉の緊張緩和
多くの難病が神経伝達の異常により、全身の筋肉のこわばりの症状が出現します。マッサージによって筋肉の緊張を緩和し、関節の動きをスムーズにする効果が期待できます。こわばった筋肉の緊張を緩和させた後で効果的なリハビリや運動を行うことで、運動効果を最大限引き出すことができ、機能的な回復を早めることができ、進行を遅らせることができます。
血行促進
マッサージによって血行が促進され、筋肉の柔軟性が向上し、痛みの軽減につながります。痛みがあると身体を動かそうという意欲が湧きません。痛みが少ないと精神的に楽なだけではなく、運動への抵抗感が減少し、積極的に体を動かす機会を作ることができます。長期的にみて筋力や体調の維持に非常に重要なことです。
精神的なリラックス効果
マッサージを受けることで、精神的なリラックス効果が得られ、運動やリハビリへの意欲向上につながります。また、精神的にリラックスすることで前向きな気持ちになることができ、今後のことを前向きに考えられる方も多いです。
運動療法
そう快ケアでは運動療法も行っており、身体的な機能回復をサポートしています。マッサージやストレッチ、関節モビライゼーション(関節の動きをよくする徒手療法)と複合して行うことで、患者様のパフォーマンスを最大限引き出し、効果的な運動を行います。運動をすることで身体だけではなく、精神的な賦活作用もあり、好循環な生活習慣を作ることができます。
訪問マッサージのメリット
難病により、長距離の移動や病院に通うのが難しい方が多くいらっしゃいます。訪問マッサージでは、患者様の状態に合わせて、住み慣れた場所で施術を行うことができるため、安心して利用することができます。
- ご高齢者のお一人暮らしで定期的な「見守り」が必要である
- 他者とのコミュニケーションや刺激による脳の活性化を図りたい
- 認知症を予防したい
- 理学療法や作業療法などの枠だけではリハビリが足りない
などのご希望や、そう快ケアのマッサージ施術法にご興味をお持ちになられた方、お気軽にご相談ください。
※他社様の訪問鍼灸マッサージサービスを継続中でも『無料体験』可能です。